不動産の特別売却で裁判所に行ってきました。

こんにちは。大阪京橋の司法書士小林一行です。先週はあったかいと思ったら週末から急に寒くなってきましたね。季節の変わり目は風邪をひきやすいので、体調管理にはくれぐれもお気をつけください。

IMG_0280 IMG_0281さて、知人の不動産業者さんに競売の現場を見てみないかと誘われて大阪地方裁判所執行部に行ってきました。
大阪では、強制執行に関するものは新大阪の裁判所で管理されています。

見学させていただいたのは特別売却という競売です。

不動産の競売で入札者がいない場合にこの手続きに移行します。入札者がいないという事はなにかいわくつきの物件のはずですが、たまになんの問題もない物件なのに、不動産業者に気づかれず特別売却まで移行することがあるようです。

裁判所で不動産業者さんと待ち合わせをすると「小林さん、ここからは今回狙ってる物件の話はしないでくださいね」と念押しされました。

不動産執行の裁判所内では同業者がいっぱいいるので、いい物件がでている事がわかれば入札に参加してくる可能性があるからです。

そうすればライバルが増えるのでそれだけ安く買える可能性が低くなります。

口にしっかりチャックをしめて入札の現場へ向かいました。

今回の特別売却で売りに出された不動産は全部で6件ありました。保証金を積んだあと、次々と競り落とした人の名前が呼ばれます。ご一緒させていただいた不動産業者さんの狙っていた物件はやはりいい物件という事で情報が回っていたらしく複数の買い申し込みがありました。

しかし、一番高い値で申し込んでいたらしく、その不動産業者さんの名前が呼ばれたときは思わず僕もガッツポーズが出てしまいました。

競落した物件はリフォームをしてすぐに売りにだして差額を儲けるそうです。

そのあと、所有権者の人にすぐにあいさつに行くのが慣例らしく不動産業者さんとは裁判所で別れました。

競売の現場を生で見れる貴重な体験をさせていただきました。

ゼロ・グラビティ

宇宙飛行士の映画ゼロ・グラビティが、アカデミー賞で7冠を達成したそうですね。

前評判も高かったので、この週末に見に行ってきました。

もちろん宇宙には行った事がないのですが、空気のない事の恐怖、無に対する孤独などをリアルに描いておりとても面白かったです。最後は泣きっぱなしでした。

見終わったあとの感想は、重力もあり、空気もある地球って当たり前のことですが幸せなことなんだなーということです。

特筆すべき点は出演者が2人しかいないということです。この2人の迫真の演技がこの映画の醍醐味です。

それと初めて3Dの映画を見ました。入口で3Dメガネを配布してくれるのですが、宇宙での破片とかも自分のところに飛んでくるみたいな感じがしてとてもリアルでした。

映画は最近すぐにDVDが出るので、あまり映画館に出向く事が少なくなりましたが、このゼロ・グラビティは、映画館で観ることをオススメします。

大体宇宙が舞台だと、モンスターとかでてきますが、この映画はそういったものは一切無しで現実的に宇宙で生活することの難しさを描いており、その点のリアルさも楽しめた点です。

大阪の梅田でしたらルクアの上の映画館でやってますので、まだ観られていない方はぜひ見てください!とてもオススメの作品ですよ。

財産分与でいくか贈与でいくか

おはようございます。pm2.5が猛威を振るってますね。なんでも普通のマスクだと細かい粒子を通過させてしまうので、防塵用のマスクがいいみたいですよ。

ちょっと前に離婚に伴う財産分与で、夫から妻に不動産の名義を移転したいという相談を受けました。

しかしいろいろとご事情をお聞きしてみると、実際は離婚後も同居したり、生活費も一緒に負担したりするとの事で、離婚の実質を伴っているものとはいえませんでした。

確かに判例は離婚時における離婚意思を離婚届出意思のみで足りるとしているので、お互いの合意の下で離婚届を提出すれば離婚は有効に成立します。

しかし、その後も事実上婚姻生活を継続していれば、租税回避目的があったとして、あとで税務署より贈与税を課税されてしまいます。

なぜなら、離婚に伴って財産分与をする場合、贈与税はかかりません。贈与税は無償での財産移転に担税力を見出しているところ、離婚に伴う財産分与は夫婦が共に築き上げてきた財産の清算であり、無償とはいえないため、贈与税を負担させる根拠がないからです。

そのため、離婚の実質を伴ってない場合は原則に戻って贈与税が課されます。しかも延滞税つきです。

このようなリスクを取らなくても夫婦の婚姻期間が長い場合は、不動産価格2000万円までの部分につき贈与税が免除されるという特例があります。

なぜなら夫婦の婚姻期間が長い場合、当該不動産は夫婦が共同して築き上げてきた財産といえるので、贈与税の課税根拠である無償での財産移転という側面が弱くなるからです。

要件は以下のとおりです。

(1) 夫婦の婚姻期間が20年を過ぎた後に贈与が行われたこと

(2) 配偶者から贈与された財産が、自分が住むための国内の居住用不動産であること又は居住用不動産を取得するための金銭であること

(3) 贈与を受けた年の翌年3月15日までに、贈与により取得した国内の居住用不動産又は贈与を受けた金銭で取得した国内の居住用不動産に、贈与を受けた者が現実に住んでおり、その後も引き続き住む見込みであること

依頼者の方も婚姻期間が20年以上かつ居住用不動産であったため、この特例制度をご提案させていただき贈与登記をしました。

ただし、贈与の翌年に、税務署に申告をする必要があります。これを怠ると多額の贈与税がかかってしまいます。

1年くらい先で僕自身も贈与登記したことを忘れてしまうので、毎日見ている事務所のボードに念のため書いといて申告時期が来たらお客様に伝えるようにしています。

もっともこのあたりはほかにも期限のある仕事があるので、一元化してもうちょっとシステマチックに管理できないかと試行錯誤中ですが。

それでは皆さまよい週末をお過ごしください。

沖縄に行ってきました(2日目)

こんにちは、いよいよ冬季オリンピックも終わりですね。毎日楽しみにしていたので、終わるのはちょっと寂しいものがあります。次は6月のワールドカップでの日本の活躍がまた楽しみですね^^

さて、今日は沖縄旅行の続きです。

IMG_02172日目は、仕事を終えない事には観光できないと、まずは法務局に行くことにしました。那覇から高速に乗って1時間ちょっとで名護に着きます。写真は那覇地方法務局名護支局です。職員の方も大阪から書類を持ってきたのにちょっとびっくりしていた様子でした。

IMG_0219IMG_0218補正書類も無事提出して、小腹がすいたので、沖縄名物そーきそばを食べる事にしました。偶然にも有名なそーきそばのお店、宮里そばさんが法務局から車で1分のところにありましたので、ここで昼食をいただくことにしました。

甘辛い豚のスペアリブともっちり麺が絶妙にからみあってとてもおいしかったです。しかも結構なボリュームでした。スパゲッティもおいしそうだったのですが、おなかいっぱいでこちらは断念!次回にチャレンジしたいと思います。

IMG_0229続いて那覇に戻ってきて首里城に行くことにしました。

琉球諸島には、約3万2千年前から人類が住んでいたようですが、初めて統一権力が確立されたのが1429年。琉球王国の始まりです。その王国において政治、文化の中心的存在となったのが首里城です。1879年、明治政府は軍隊を派遣し、国王を追放。琉球王国は約450年の歴史に幕を閉じることとなりました。

IMG_0230首里城から見た風景です。

IMG_0231首里城の正殿で、琉球王国最大の建築物です。

IMG_0232首里城の庭園です。

IMG_0234最後は琉球王国のイケメン君がお出迎えしてくれました。

IMG_0222IMG_0223続いて沖縄の最南端糸満市にあるひめゆりの塔に行ってきました。館内は写真撮影が禁止なので、入り口の慰霊碑と、記念館の外観のみ写真を撮らせていただきました。

館内では、犠牲になった方のそれぞれの死亡時の状況が克明に記録されており、涙なしでは見る事ができません。

沖縄は地上戦が行われたごく少ない場所のひとつです。学徒隊は米軍から逃れるために地下に隠れたものの生活に必要な水は地上で調達する必要があります。かといって水を飲むために米軍に制圧された地上に上がる事はほぼ死を意味します。のどの渇きを我慢し、狭く日のあたらない場所での戦いを強いられる事は想像を絶する苦痛だったと思われます。

どのように自国の正当性を主張、解釈しようと、多くの尊い命を奪う戦争だけは絶対に正当化することはできません。二度とこのような惨事が繰り返される事のないようにしないといけません。

IMG_0224ひめゆりの塔記念館の外観です。

これで、沖縄旅行の日記は終わりです。沖縄の皆さまはあったかい人が多くて、とてもいい思い出ができました。きっとまた戻ってきます!

沖縄でお世話になった皆さまありがとうございました。

沖縄に行ってきました(1日目)

こんにちは。大阪は今日からまた急に寒くなってきました。春が待ち遠しいですね。

前回の続きで沖縄旅行の報告です。

IMG_0206那覇空港についてさっそく空港の売店でジュースをいただきました。ちょっと名前を忘れたのですが、沖縄の有名なジュースです。濃厚な味わいでおいしかったです。

それからレンタカー会社の乗合バスに乗って、レンタカーをゲット。そのままホテルに着いて一休みしてから、夜ご飯を食べに町にくりだす事にしました。

那覇では国際通りという、有名な通りがあるのですが、お店がびっしり並んでおりもうこの段階でテンションをマックスでした。沖縄は夜でコートなしにも関わらず寒くないのがすごい!真冬にも関わらず大阪では10月くらいのちょうど心地よい気温でした^^

IMG_0215夜ご飯は、沖縄料理のゆうなんぎいさんにお邪魔させていただきました。お店の前にはすでに4組くらいが並んでいました。国際通りの超人気店です。

IMG_0207まずは、ビールで一人乾杯。これをきゅっといかなければ僕の一日は終われません。この一杯のために一日を頑張っているといっても言い過ぎではないかもしれません。ビールは沖縄の県民ビールであるオリオンビールです。キンキンに冷えていてのどごし抜群でした。

IMG_0208料理のトップバッターはつきだしのこんぶのお惣菜と、ジーマーミー豆腐です。昆布の炊き加減がばっちしで、はざわりがよかったです。ジーマーミーはもっちり感がグーですね。

IMG_0209続いてきましたよ。ラフテー。なんと泡盛と醤油で豚肉を甘辛く煮つけてあるのですが、豚肉がとても柔らかく口のなかでとけるような感触でした。

IMG_0210ミミガーです。ポン酢でいただきました。こりこりした触感がクセになる味ですね。

IMG_0211フーチャンプルです。沖縄はゴーヤーチャンプルが有名ですが、ゴーヤーのかわりに麩(ふ)を使っています。ここまで食べての全体の感想は塩分が控えめという事です。沖縄は長寿の県で有名ですが、気候の良さだけでなく、この塩分の控えめ加減が沖縄の皆様の長寿に一役買ってるという印象を受けました。僕は昔から塩分控えめの料理が好きなのでこの点でも大満足でした。

IMG_0212海ブドウです。ぷちぷちの食感がよいですね。そのままで食べてもいいのですが、三杯酢と一緒にいただくとよりお味がまろやかになってグッドです。

IMG_0214最後のしめはこれしかないでしょう。ごはんと味噌汁の最強のツートップ。味噌汁は具だくさんで栄養満点です。

海ぶどうと、ビールは別で注文したのですが、それ以外はすべてセットでなんと2100円。沖縄料理をほとんど楽しめてこのお値段を驚きの一言です。沖縄に行かれた際はゆうなんぎいさんだけは外せませんよ。

沖縄の方の気さくさもよかったです。2日目に行ったあぐー豚のお店もそうだったのですが、ごはんを食べてる最中も積極的にお店の方がしゃべりかけてくれるので、一人で食べに来てるような感じではなく、嬉しかったです。

2日目は沖縄の観光地をいろいろまわったのでまた次回のブログでご報告させていただきますね。