交通事故の受任通知

こんにちは、大阪京橋の司法書士小林一行です。

久々に交通事故の案件を受任しました。保険会社に受任通知をどちらに送ればいいか電話したところ

担当者「司法書士さんが、入られたんですか。実はこの方とは慰謝料の額でもめてまして〇△×〇△×この額でいかがでしょうか。」

みたいな感じでいきなり和解交渉をしてきたのでびっくりしました。

債務整理ですと、まずは受任通知の送付先を電話で聞いて、郵送して、明細が開示されてそれから和解交渉になるからです。

こちらもある程度の法律は調べていたのですが、きっちり理論武装せずに交渉に立ち向かうと、絶対損をするので

「受任通知が届き次第再度ご連絡させていただきます」

と言って電話を切りました。

電話だけで代理人と信用してくれるのはありがたいんですけどね。なにも書類が来てないのに交渉してくるというのは個人情報的にどうなのかと思いました。本人のふりして第三者が電話してくることなんていくらでも考えられますからね(汗)

交通事故の実務はこのように動いているのかもしれませんが、勉強になりました。

和歌山出張2日目(那智の滝、千畳敷、三段壁)

こんにちは、大阪京橋の司法書士小林一行です。台風もすぎて大阪は一気に気温が下がりましたね。風邪ひかないように体調管理には気をつけねばです。

和歌山出張の2日目です。

IMG_0537那智の滝に行ってきました。滝壺までの落差は実に133メートルだそうです。しかもほとんど垂直落下で!1段のみでこの長さは日本一です。

写真を撮ったのは、けっこう離れた場所なのですがそれでもほのかに水しぶきがあたるのを感じました。圧倒的なまでの自然のパワーを見るとただただ人間の無力さを感じざるえないです。

IMG_0538 IMG_0540そのあと、紀伊勝浦駅すぐの桂城さんで昼食をとることに。勝浦といえばなんといってもマグロです。3種類のマグロ丼は、脂もよくのっていてとろけるような味でした。絶品です。

IMG_0542  IMG_0549続いて白浜の三段壁に行ってきました。

結婚を許されない二人が、生まれ変わって一緒になることを誓い身を投じたとのことです。エレベーターでだいぶ下まで案内してもらえるのですが、そこは崖に波が打ちつけられる音だけの世界でなにかこう表現しにくいのですが、死に吸い込まれていくような怖さを感じました。

IMG_0552

IMG_0555

IMG_0556続いて同じく白浜の千畳敷に行きました。海が一望できて爽快でした。三段壁とちがい防護柵がないので、雨の日とかに行くのは危ないです。滑ったらえらいことになります。

以上和歌山出張レポでした!

過払い訴訟やっと口頭弁論終結になりました。

こんにちは、大阪京橋の司法書士小林一行です。

金曜日は大阪簡易裁判所で、過払い返還の口頭弁論がありました。

もう3回目の期日なのですが、被告の業者が再度準備書面を前日になってだしてきました。

内容を見ると1回目からの主張と同じことの繰り返し。

しかも冒頭でいきなり取引の分断について「~について釈明を求める」と書いてあったので、僕の準備書面を全然読んでいないなという事がわかりました。

その事についてすべて1回目の準備書面にて詳細に反論しているし、証拠も提出しているからです。

さすがにこれ以上、訴訟の引き延ばしをされるのは、裁判官や書記官も含めて全員の時間が無駄なので、

「裁判長、被告の主張は同じことの繰り返しですし、冒頭の記載からも原告の準備書面を読んでいないのは明らかです。しかも期限が決められているのに前日に準備書面を出してくるのは、訴訟を遅延させることが目的ですので、弁論を終結してください。」

と主張したところ

裁判長「わかりました。今回で弁論終結とします。判決期日は~」

ということであっさり弁論終結となりました。

やっと判決を迎えて、依頼者の方にも過払い金を返還できそうです。あとは控訴でさらに無駄な訴訟引き延ばしをしてこなければいいのですが。

河内長野市、堺市への出張

__ 1 __ 2こんにちは、大阪京橋の司法書士小林一行です。

__ 5先日ご依頼いただいた案件で、河内長野市役所で戸籍等を取得し、そのまま大阪家庭裁判所の堺支部に行ってきました。

 大阪市内から近鉄電車に乗って、近鉄大阪線の「堅下」駅から、近鉄道明寺線の「柏原」駅まで徒歩で移動しました。

到着した柏原駅はJRの駅で「近鉄」と書いておらず…間違えたかな?!と焦って駅員さんに行くと、なんとJRと近鉄の改札が同じ、ホームも同じでした。

 仕事柄いろいろな駅に行きますが、違う鉄道会社の電車に同じホームに乗るのははじめてで、思わず写真をとってしまいました。

 

そのあと、河内長野市役所に到着したのですが、入口にたくさん花の植え込みがありとてもきれいでした。癒されますね。

 さらにそのあと、堺東駅から歩いてすぐの、大阪家庭裁判所の堺支部まで行き、手続きも無事完了しました。

 普段は、座ってばかりのデスクワークですから、時々出張があると運動にもなってとてもいいですね!

 

過払い訴訟の和解の電話

こんにちは、大阪京橋の司法書士小林一行です。

今日は過払いの訴訟を起こしている某業者が和解をしてくれと電話してきたのですが、あまりにもしつこいので喧嘩になってしまいました(汗)

某業者「5割で和解してください。」

司法書士「何回もお電話で申し上げていますが、〇〇さん(依頼者)は、全額返金じゃないと応じないとおっしゃっています。」

司法書士「先生のところはほかの依頼者の方もみんな満額を返してくれと言ってますがみんなそんな風に思ってるのはおかしいんじゃないですか」

司法書士「そんなことを言われてもみんなそうおっしゃってるので、しょうがないじゃないですか。本人が満額返してもらいたいといってるのに5割で和解できませんよ」

某業者「ところで期限の利益の喪失により、訴訟で請求されている額がほとんど認められないですから、いまのうちに和解しておいた方が依頼者の方の利益になると思いますが」

司法書士「?期限の利益の喪失といっても、そのすぐあとに融資してますよね。なんで一括請求もしてないのに、その後もずっとお客さんとして取引していて、今ごろになって取引期間の損害金が認められるわけもないと思いますが。本当に損害金をとれるとと思ってるなら、いくらでもそのことを準備書面に書いて裁判官に主張されたらいいと思いますよ」

某業者「とはいっても依頼者のみんなが満額を希望しているのはおかしい。ちゃんとこちらの提案をご本人さんに伝えず、先生が勝手に訴訟を進めているんじゃないですか。和解を遅らせることで困るのはお金がすぐ戻ってこないご本人さんなんですよ」

さすがにこの挑発には、僕も腹が立ち、あとは喧嘩状態になりました。

当然ですが、どの訴訟もご本人さんの確認をとった上で訴訟を起こしています。また3割でも5割でもいいから早く和解してほしいと希望する依頼者の方には早期の和解をしています。

依頼者の方の意向を無視して勝手に権利を行使しているような言い方はやめてもらいたいです。

依頼者のためにもなにがなんでも全額取り戻さなければと思った一日でした。