司法書士試験合格者の方が事務所に来られました。

こんにちは、大阪京橋の司法書士小林一行です。

昨日は、今年の司法書士の筆記試験合格者の方が実務のお話を聞きたいという事で事務所に訪問に来られました。

とても好青年で、チョコレートまで持ってきていただきありがとうございます。あまりブログでは書けないような事もお話させていただいたのですが、今後の就職活動とかの参考になれば幸いです。

司法書士試験に最終合格すると半年近く研修があります。僕も合格当時仕事しながら研修を受けていたので、結構大変だった記憶があります。特に冬の寒い時期に行われるので体調管理には気を付けて臨んでいただきたいと思います。

それと、やはり合格者の方は司法書士で食べていけるのかというのが一番の心配事かと思います。この点は、常にお客様目線で、いいものを提供していくという意識と努力があれば必ずやっていけます。ご安心ください。

それでは皆様よい3連休をお過ごしください!

分割支払いへの裁判官の誘導

こんにちは、大阪京橋の司法書士小林一行です。

週明けは2日連続過払いの訴訟でした。大阪の簡易裁判所に早めについたので他の弁論を傍聴していたのですが、やはり貸金業者が原告となって、返済の遅れている顧客に対して訴訟を起こしているケースが多いです。

その中でも被告が出頭している場合とそうでない場合があるのですが、出頭している場合はかなり裁判官も被告よりで訴訟指揮をしているように思います。

裁判官「被告は分割を希望していますが、いかがいたしますか?」

原告の業者「分割はいやですので、このまま結審にしてください」

裁判官「それは無理ですね。」

原告の業者「わかりました」

裁判官「それでは、原告被告は司法委員と別室で和解の話を進めてください」

本来処分権主義からいけば、和解で終わらせるか判決を求めるかは原告の自由です。しかしその原告の意思は貸金訴訟の場合、完全に無視されています。

逆に被告が欠席した場合はさすがに、有無も言わさず結審して判決にしています。

裁判では沈黙は金、雄弁は銀というわけにはいかないようです。

訴訟を起こされるとその事実から目をそむけたくなりますが、少なくとも裁判所に行けば分割での支払に裁判官が誘導してくれますので、必ず出席した方がいいでしょう。

交通事故の受任通知

こんにちは、大阪京橋の司法書士小林一行です。

久々に交通事故の案件を受任しました。保険会社に受任通知をどちらに送ればいいか電話したところ

担当者「司法書士さんが、入られたんですか。実はこの方とは慰謝料の額でもめてまして〇△×〇△×この額でいかがでしょうか。」

みたいな感じでいきなり和解交渉をしてきたのでびっくりしました。

債務整理ですと、まずは受任通知の送付先を電話で聞いて、郵送して、明細が開示されてそれから和解交渉になるからです。

こちらもある程度の法律は調べていたのですが、きっちり理論武装せずに交渉に立ち向かうと、絶対損をするので

「受任通知が届き次第再度ご連絡させていただきます」

と言って電話を切りました。

電話だけで代理人と信用してくれるのはありがたいんですけどね。なにも書類が来てないのに交渉してくるというのは個人情報的にどうなのかと思いました。本人のふりして第三者が電話してくることなんていくらでも考えられますからね(汗)

交通事故の実務はこのように動いているのかもしれませんが、勉強になりました。

和歌山出張2日目(那智の滝、千畳敷、三段壁)

こんにちは、大阪京橋の司法書士小林一行です。台風もすぎて大阪は一気に気温が下がりましたね。風邪ひかないように体調管理には気をつけねばです。

和歌山出張の2日目です。

IMG_0537那智の滝に行ってきました。滝壺までの落差は実に133メートルだそうです。しかもほとんど垂直落下で!1段のみでこの長さは日本一です。

写真を撮ったのは、けっこう離れた場所なのですがそれでもほのかに水しぶきがあたるのを感じました。圧倒的なまでの自然のパワーを見るとただただ人間の無力さを感じざるえないです。

IMG_0538 IMG_0540そのあと、紀伊勝浦駅すぐの桂城さんで昼食をとることに。勝浦といえばなんといってもマグロです。3種類のマグロ丼は、脂もよくのっていてとろけるような味でした。絶品です。

IMG_0542  IMG_0549続いて白浜の三段壁に行ってきました。

結婚を許されない二人が、生まれ変わって一緒になることを誓い身を投じたとのことです。エレベーターでだいぶ下まで案内してもらえるのですが、そこは崖に波が打ちつけられる音だけの世界でなにかこう表現しにくいのですが、死に吸い込まれていくような怖さを感じました。

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IMG_0556続いて同じく白浜の千畳敷に行きました。海が一望できて爽快でした。三段壁とちがい防護柵がないので、雨の日とかに行くのは危ないです。滑ったらえらいことになります。

以上和歌山出張レポでした!

過払い訴訟やっと口頭弁論終結になりました。

こんにちは、大阪京橋の司法書士小林一行です。

金曜日は大阪簡易裁判所で、過払い返還の口頭弁論がありました。

もう3回目の期日なのですが、被告の業者が再度準備書面を前日になってだしてきました。

内容を見ると1回目からの主張と同じことの繰り返し。

しかも冒頭でいきなり取引の分断について「~について釈明を求める」と書いてあったので、僕の準備書面を全然読んでいないなという事がわかりました。

その事についてすべて1回目の準備書面にて詳細に反論しているし、証拠も提出しているからです。

さすがにこれ以上、訴訟の引き延ばしをされるのは、裁判官や書記官も含めて全員の時間が無駄なので、

「裁判長、被告の主張は同じことの繰り返しですし、冒頭の記載からも原告の準備書面を読んでいないのは明らかです。しかも期限が決められているのに前日に準備書面を出してくるのは、訴訟を遅延させることが目的ですので、弁論を終結してください。」

と主張したところ

裁判長「わかりました。今回で弁論終結とします。判決期日は~」

ということであっさり弁論終結となりました。

やっと判決を迎えて、依頼者の方にも過払い金を返還できそうです。あとは控訴でさらに無駄な訴訟引き延ばしをしてこなければいいのですが。