不動産の決済立ち会いに行ってきました。

こんにちは。大阪京橋の司法書士小林一行です。

おとといの事ですが、ティップネスで新しい運動に挑戦しようと手と足を交互に動かす全身運動マシンをやってみました。

すごくいい運動になったのですが、昨日から腰が痛くて座ったり立ったりするたびに腰がガクンと抜けそうな感じになります。あんまり腰が痛くなったことはないので困ったものです。

さて、先週は不動産の決済の立ち会いの仕事がありました。

基本的に僕は債務整理や裁判をメインの業務にしているので、登記の仕事はたまにしかやっていません。そのため売主側のみや買主側のみの代理人は何度か経験あるものの、両方の代理人かつ抵当権の移転、抹消、設定があるというフルマックスの決済は今回が初めてでした。

そのため前日から緊張はマックスモード。自分の判断ミスで決済ゴー出してしまうととんでもない損害が生じることもあるので、前日はしつこいくらいスタッフと僕とで書類のチェックをしていました。

当日は、早めに行こうと11時からの決済にも関わらず、10時ちょっとすぎには銀行に着きました。

しばらくすると不動産業者の方も来られたので、しばし雑談していました。その方は「今、別の決済が終わったところで、昼からも決済があるんですよ」とおっしゃってました。3月はとくに不動産が動くので決済の立ち会いが多いみたいですね。

お客様も見えられたので、いよいよ決済。不動産業者の方も僕が何回も必要書類のチェック項目をみながらあたふたと書類チェックしているのを見て、あっ決済に慣れてない司法書士さんだと途中で気付いたみたいでした。

そのためいろいろ話題を作ってくれて買主売主様と必死に雑談してくれてました。

不動産業者さんのサポートのおかげで僕は書類のチェックに集中することができ、たどたどしいながらも無事決済を終える事ができました。

それと今回もう一つ勉強になった点があります。

もとの抵当権者は住宅金融公庫だったのですが、平成19年4月1日に独立行政法人住宅金融支援機構に権利義務が承継されているので、それに伴い抵当権も移転しています。そのため抵当権抹消の前提として抵当権の移転登記が必要になりました。

この移転登記は誰が僕の報酬を払ってくれるのかと疑問に思って(抵当権の移転は抵当権者側のみの事情であり、売主も買主も登記の当事者になるわけではないですから)ネットでいろいろ調べてみました。

すると司法書士会の方に請求すれば、あとは会が機構に請求してくれるそうです。報酬額も一律1万円と決まっているみたいですね。

登記が無事完了しているかドキドキの毎日でしたが、今日無事に完了した事がわかりホッと胸をなでおろしました。売買のように同時履行のかかっている登記は失敗が許されないので本当に不安が尽きないですね。

以上、いろいろ勉強させていただいた今回の決済でした。