こんにちは。大阪京橋の司法書士小林一行です。
過払いの返還訴訟で裁判所に行ってきました。第1回目の口頭弁論期日だったので、当然のように被告は欠席です。
裁判官と次回の期日の打ち合わせをして退廷しようとしたところ
裁判官「被告がいつものお決まりの反論しかしてこないようでしたら次回の期日で弁論を終結しますので」
とおっしゃってくださいました。
なんて柔軟な裁判官なんだ!思いうれしかったです。
なんの争点もなくても相手が反論すれば、それに対して弁論をするのが裁判です。しかし正直過払いの訴訟で被告が主張してくるものは、すでに法律や判例で確立している事実に反するもので、主張として通る見込みなどないからです。
無駄な反論で訴訟を延々と引き延ばすやり方。おそらく原告が根負けして、妥協した過払い額で和解することを狙っているのでしょうが、そのようなやり方はフェアではないでしょう。
幸い今回の過払い訴訟は裁判官が気転をきかせてくれたので早期に依頼者の方に過払い金を返還できそうです。